小学生になると勉強にどれだけついていけているのか?いけてないのか?など気になるところだと思います。
家庭学習の一つの選択肢として、通信教育があります。今は、大手の通信教育を受講しているお子さんも多くいらっしゃると思います。
そんな中で、一部通信教育が不要であると思われるお子さんもいます。この記事では、通信教育が必要ないお子さんの特徴であったり、私が感じる通信教育の必要性と不必要性、さらには多様になってきた通信教育について解説していきます。
目 次
小学生の通信教育が必要ないお子さん
これまで息子が通信教育を約7年受講してきています。その中で感じる通信教育の「必要性」。必要なお子さんがいる一方で必要のないお子さんもいらっしゃると思います。
私が考える通信教育が必要のなりお子さんを解説していきます。
小学校でのテストや成績が上位のお子さん
小学生が通信教育を受講する目的の一つに「学校の成績を上げたい」があると思います。上げると言っても様々で、下位らへんから中レベルなのか中レベルから上位に上げたいのかなどあると思います。
その中でどうみても上位にいるお子さんもいらっしゃると思います。そういうお子さんは、逆に通信教育などで決まりきった内容を取り組むことが逆に妨げになる可能性もあるかもしれません。
そもそも学校の成績に自信のあるお子さんは通信教育は不要なのではないでしょうか。
自ら進んで勉強するお子さん
小学生の親御さんの悩みの一つに「なかなか勉強しない」があると思います。遊ぶことが楽しかったり、テレビやゲームに夢中になったりもする年頃だと思います。
そんな中で、自ら勉強するお子さんであったり、勉強が苦に感じずむしろ楽しんでできるお子さんがいらっしゃると思います。
そういうお子さんは通信教育はおすすめできません。せっかく自ら取り組んでいるので、必要性が全くないですよね。
勉強以外に強く興味や取り組んでいるものがあるお子さん
小学生の間はまだまだ興味も広く遊びやスポーツに時間を費やせる期間だと思います。せっかく自分の意思で取り組んでいる何かがある時は、それに集中するのもありなのではないかと思います。
もちろん程度にもよりますが、ある程度学校の勉強を理解できていれば興味のあるものへの取り組みに集中するのもいいのではないでしょうか。
息子が通信教育を7年受講してきて感じた通信教育の必要性と不必要性
息子は通信教育を幼稚園の頃から受講しています。その上で実際に感じた体験談です。
基本的には「必要」と感じているので続けています。一方で、「やめるべき?」と感じる時があるのも事実です。その揺らぐ気持ちの中で「必要」というのが勝っているから続けているという感じです。
通信教育が不要と考えている方やこれから始めるべきなのかを迷っていらっしゃる方の参考になるのではないかと思います。
必要と感じる時
「続けるべき?」か「やめるべき?」かで迷った時に「やっぱり続けておこう!」と思う理由は必要性を強く感じるからです。
ちょっとした強制力のある学習
通信教育は市販のドリル等で学習を進めることと大きく違う点は、「ちょっとした強制力がある学習」ができる点だと思います。
例えば、息子が受講しているZ会だと毎月添削があるので、ある種期限が切られているような感覚になります。今では、タブレット学習の通信教育も増えていて、お子さんが取り組むやすいようにカリキュラムが組まれているので、勉強するきっかけをくれるものと捉えることができます。
学校の予習・復習
通信教育を受講していると、学校の授業の予習の役割を果たしてくれることがあります。少しでもかじっておくことで、学校の授業の理解度が上がったりスムーズに学習を進めていくことができたりします。
また、学校で学んだ内容をしっかり定着させるために復習としても活用できると思います。学校だけの勉強量では不安という場合には通信教育の学習はおすすめです。
子どもの学習理解度を認識できる
高学年になればなるほど、学校でどこまで進んでいてどれだけ理解しているのかを親が認識しにくくなるなぁと感じます。
そういった時に、通信教育を受講していると「どれくらい理解できているのか」、「どこが苦手なのか」などを把握することができるように思います。
不要と感じる時
長く続けている中で、「やめるべき?」と感じることも多々あります。それがどういった時なのかを解説します。
高学年になればなるほどその瞬間に必要な学習が子供によって違ってくる
低学年の間は通信教育で勉強する内容にさほど違和感を感じることはないのですが、高学年になればなるほど子供それぞれの得意・不得意などが分かれてくると思います。
すごく必要な単元とあまり必要のなり単元というのが明確になってきます。全てを完璧に取り組む必要もないと思いますが、受講料を払っている以上そこの部分をもっと最適化できないか?と考える時もあります。
つまり、通信教育ではなく苦手な単元に特化した市販のドリルに変更すべきなのではないか?という思いが湧いてくるということです。
忙しくなり時間がなかなか確保できなくなる
学年が上がれば上がるほど、宿題の量も増えてくると思います。友達関係も活発になったり、習い事が増えてきたりで放課後が忙しくなってくると思います。
そうなってくるとどうしても通信教育はおろそかになりがちです。特に小学生の時の「友達との時間」は今しかできない経験でもあると思うとそちらを優先すべきとも思います。
小学生の通信教育も多様になってきています
昔は通信教育と言えば、大手の数社のものに限られていたと思います。今では、選択肢も増え、内容も様々で多様になってきているように感じます。これまで通信教育が不要と感じていたお子さんでも受講できるような通信教育もあるのではないかと思います。
塾に近い内容の通信教育
中学受験塾で有名な四谷大塚と大学受験予備校の東進がタッグを組んだ東進オンライン学校。
東進は映像授業のノウハウを蓄積しているので、そこに四谷大塚の授業内容が盛り込まれたオンライン授業の通信教育になります。
通信教育と塾の間にあるような新しい教育コンテンツなのではないでしょうか。内容と価格を比較すると高コスパで言えると思います。
対応教科 | 国語・算数・理科・社会 |
受講料金 | 【1,2年生 算数・国語】 月額 2,497円 【3~6年生 算数・国語・理科・社会】 月額 3,762円 月払いの価格になります その他の詳しい料金は公式サイト(東進オンライン学校 小学部)でご確認下さい |
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自分でどんどん進めていける通信教育
RISU算数は他の通信教育とまったく異なり、算数特化型・無学年制なのでがんがん取り組みたいお子さんにとっておすすめの通信教育です。
昔はこういった特化型の通信教育はなかったように思います。「算数に力を入れたい」とか「学校のペースにあわせず取り組みたたい」と言うお子さんにおすすめです。
もちろん、算数が苦手なおこさんは、それぞれのペースで取り組めるのでゆっくりじっくり向き合えるというのも特徴です。
対応教科 | 算数 |
受講料金 | 基本料金 2,948円+利用料 |
媒体 | タブレット |
タブレット代 | 無料 |
海外対応 | OK |
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学校の進度に関係なく先取りも復習もできる
すららは無学年制を採用したタブレット学習教材です。無学年であることで、海外受講のお子様にはおすすめの通信教育ではないかと思います。
無学年制であることでお子さまそれぞれの学習ペースで取り組むことができます。どんどん取り組むことも可能ですし、しっかりゆっくりじっくり取り組むこともできます。
対応教科 | 国語・算数・理科・社会・英語 |
受講料金 | 【3教科(国・数・英)コース】 月額 8,000円(税込 8,800円) 【4教科(国・数・理・社)コース】 月額 8,000円(税込 8,800円) 【5教科(国・数・理・社・英)コース】 月額 9,980円(税込 10,978円) ※海外在住の方は消費税が発生いたしませんが手数料として入会金及び受講料の10%分を請求しております。決済時に10%の手数料を含めた合計金額にて表示されますのでご承知おきください。 その他の詳しい料金は公式サイトでご確認下さい |
媒体 | タブレット |
タブレット代 | お手持ちのタブレットを使用 |
海外対応 | OK |
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インターネット教材【すらら】公式サイトはコチラ
苦手な作文を強化したい
ブンブンどりむは作文に特化した通信教育になります。齋藤孝先生(明治大学教授)が監修されています。
アウトプットする力や書く力が注目されうようになって、作文を書くことへの重要性を強く感じる親御さんが増えてきていると思います。小学生の中では「作文=苦手」という場合が多いと思います。それを克服するためにおすすめの通信教育です。
毎月添削問題があるので、やりっぱなしではなくしっかり自分の出来栄えを把握してフィードバックできます。
対応教科 | 作文 |
受講料金 | 1年 5,390 円 2~6年 5,885 円 月払いの価格になります |
媒体 | 紙 |
海外対応 | OK |
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小学生の作文力をアップする通信教育講座「ブンブンどりむ」
小学生の通信教育の必要性のまとめ
小学生の通信教育はおすすめできるお子さんとそうでないお子さんがいるのは事実です。万人に合うものなどないわけです。
一方で、今の通信教育が多種多様になってきているのも事実です。様々なニーズに応えるものが増えつつあります。
お子さんにとって必要かどうかを見極めることと、どんな通信教育が合うのかを見極める必要があるかと思います。