中学生になると塾に通い始めるお子さんがぐっと増え始める頃です。しかし、部活もあるし、学校からの帰宅時間も遅いので、なかなか通塾するのも大変です。
そういった時に「塾と通信教育どっちがいいのだろう?」と考える方も少なくはないと思います。
私自身もその一人です。息子が中学に入学するにあたり、塾探しをし始めたりもしていました。結果的には、ひとまずは通信教育で勉強していくことを選択しました。
そういった一連の流れや塾と通信教育の違いなどを詳しく解説していきたいと思います。
目 次
中学生になると通塾する子が増えてくる!そんな時どうする!?
小学校から中学校に上がるタイミングで通塾し始める子供たちが一定数います。実際に息子の周りにもそのタイミングで通塾を開始した友達がいました。
正確に言うと、小学6年生の秋頃から中学に向けてアクセルを踏み始めたように感じるくらい勉強に力を入れ始めているお子さんが目に留まるようになりました。
周りが通塾を開始し始めると、同じように塾に入れるべきなのでは?と感じてしまうものです。
我が家は結果的に、中学1年の1学期の時点では通信教育で学習を進めることにしました。その選択に至るまでに調べた塾と通信教育の違いなどを解説していきたいと思います。
塾と通信教育の違い
塾と通信教育のどっちを選ぶべきか迷っている方に、2つの違いについて解説していきます。どちらが良いというわけではなく、それぞれにメリット・デメリットがあり、お子さんに向いている向いていないという点にも着目してみてください。
受講料の違い
関東を中心に展開している大手塾AとB、誰もが知っている有名通信教育CとDの1か月の受講料金を比較してみました。全て5教科受講した場合の税込価格になります。
塾A | 塾B | 通信教育C | 通信教育D | |
中学1年生 | 19,800円 | 16,940円 | 11,660円 | 8,170円 |
中学2年生 | 26,400円 | 35,090円 | 12,250円 | 8,290円 |
中学3年生 | 29,700円 | 37,070円 | 14,050円 | 8,330円 |
一目瞭然で塾の方が料金が高いのがわかります。特に学年が上がれば上がるほどより一層高くなります。
塾には対面での授業になるので、手厚さがあるので価格相応だと思います。ただ、中学の3年間この金額を支払うのが厳しいと考えるご家庭も少なくはないと思います。
通塾するとしても3教科受講にするという方法もあります。また、1,2年生の間は通信教育で3年生から通塾するというのもいいのではないでしょうか。
さらに、通信教育のZ会の場合は1教科から受講できるので、必要な部分にだけ絞ることができます。英語はある程度マスターできているお子さんなどは、必要な教科のみに絞って受講できるので、時間もお金にも良いと思います。
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強制力の違い
塾の最大のメリットと言っても過言ではないのが、「強制力が働く」ことです。自発的にかつ自分の力だけで勉強を進めることができるお子さんはなかなかいません。
塾に行けば、強制的に勉強をする環境に身をおけるので、ある程度自動的に勉強することになります。そこで宿題などが出れば、自宅でも勉強せざるを得ない状況になります。
一方で、通信教育は自ら机に向かえる子、自走する力のある子でないと厳しいです。特に中学生になると内容が難しくなるので、勉強習慣がない場合は塾に行くことによる強制力が必要かもしれない。
わからない時の対処の違い
塾と通信教育の大きな違いは、先生が対面で教えてくれるかどうか。塾の場合は、わからない時にその都度解決することができます。
しかし、通信教育はわからない時の対処の仕方が難しいです。通信教育によっては、わからない時に質問できるものもありますが回答までに数日かかることもあります。
結果的にわからないまま放置して、「わからない」が積み重なっていってしまうかもしれません。
所要時間の違い
中学生になるとそもそもの授業時間も長くなり、さらに部活動もあるので帰宅時間も遅くなります。
その後、塾に行き、帰宅してから学校の宿題などをすることになります。疲れ果ててお風呂に入って、寝る。とにかく忙しい状態にはなります。
その点、通信教育は自宅にいながら学習できるので、時間の有効活用ができます。さらには、塾に通うという労力も省かれるので、体力的にもメリットがあります。
先生との相性
学校でも習い事でも同じですが、どんなに良い先生と言われる人だからといって、必ずしもお子さんと相性が合うとは限りません。どんなに良さそうの塾でも、先生との相性次第なところもあります。
一方で、通信教育はその心配がありません。最近では映像授業が増えてきていて、実際に先生が講義しているので塾のように感じます。しかし、あくまで一方向の授業なので、特に先生との相性は問題になりません。
周りの友達との関係性
塾に行くからこそ得られるメリットが、「周りの友達と切磋琢磨できる」という点です。通信教育の場合は、どうしても一人での学習になるので、競争心などが芽生えません。
その点、塾の場合は仲間と励ましたり、競ったりすることができます。それにより高められるものもあるのではないでしょうか。塾の受講料金を支払う価値は、こういったところにもあると思います。
親の送迎の有無
冬場になると日が暮れるのが早いので、塾からの帰宅時間は真っ暗です。中学生と言えど、暗い夜道を一人で帰宅するには心配です。どうしてもお迎えが必要になるものです。
通信教育の場合は、自宅での勉強になるので送迎の必要がありません。
我が家の場合は塾?通信教育?
今年中学に入学した息子。現時点では通信教育で勉強することを選択しました。中学3年間、通信教育というわけではありません。この先で塾を利用することも視野にいれています。それも含めて、まずは通信教育を選択するに至った経緯を解説していきます。
まずは自分で家庭学習・テスト対策ができる力をつける
中学1年生のスタートと同時に通塾をしてもいいと考えてはいたのですが、結果的にはひとまず通信教育で学習していくことに決めました。
というのも、塾で定期テスト対策をして頂いたとしても、結局は本人の学習する力がないとダメという考えに至りました。ひとまずは、1回目の定期テストが終わるまでは通信教育を利用して学習を進め、自分で勉強する力をつける期間と位置づけました。
息子が利用している通信教育の口コミレビュー記事です!
1学期の定期テストの結果次第で判断
息子の学校は、1学期の定期テストは期末テストの1回のみです。そこまでは通信教育を利用しながら家庭学習を進めていく予定です。
そして、定期テストの結果次第によっては、夏以降通塾することも検討しています。
通信教育を活用した自力での学習に限界を感じた際は塾を活用する選択をすると思います。
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通信教育も塾に負けず劣らずの内容
息子はZ会のタブレットコースを受講しています。昔と違って、映像授業が充実しているので塾に通っているかのような講義を受講することができます。解説もとても詳しく丁寧で、ちょっとしたテクニック的なことも解説してくれたりととても濃い内容です。
さらには、Z会には添削問題があるので理解度を細かくチェックすることもできます。
また、学習内容だけではなくオンライン自習室や受験情報などもあり、場合によっては完全に塾なしで通信教育だけで高校受験を乗り切ることも可能なのではないかとも思います。
この記事のまとめ
中学生になると勉強も難しくなり、定期テストなどもあるので、勉強時間が圧倒的に必要になってきます。
その時間を自宅で通信教育で自走するのか、塾で勉強するのかの選択になると思います。
最初は通信教育で途中から通塾するというのも一つの選択肢、国・数・英は塾で理・社は通信教育と言ったように併用するのも選択肢だと思います。
どちらも上手に活用するためにも、しっかりとリサーチすることをおすすめします。
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