通信教育は自宅で自分の好きな時間に取り組める家庭学習のための教材です。
自宅でできるということはメリットでもありますが、デメリットになってしまう面もあります。お子さんによっては合う合わないが別れてしまうと思います。
我が家の息子は通信教育歴5年以上になります。その中で感じた通信教育に向いている子と向いていない子がどんな子なのかを解説していきたいと思います。
目 次
通信教育に何を求めている?
まず、通信教育を始めるに当たり、通信教育に何を求めるかを明確にする必要があります。
例えば、
- 学校の勉強の復習のため
- 学校の勉強よりもレベルの高いものを学ぶため
- 習い事の合間でも手軽に取り組めるから
- タブレット学習などで自主的に勉強するため
人によって通信教育に求めるものは様々です。この目的がブレてしまっていると、いざ始めてみたものの我が子には合ってないかも、、、となった時に、決断が鈍ってしまいます。
しっかりと始める目的を持っておくことをおすすめします。
通信教育のメリット
通信教育のメリットについて3つ解説していきます。
自分のペースで進められる
通信教育のいいところは、自分のペースで進められることです。学校はもちろん塾などの集団指導などでは、そのペースに従って受講しなければなりません。
あまり理解ができていない、、、と思ってもどんどん進んでしまいます。
その点、通信教育の場合はしっかりと自分のペースで、苦手と感じるところはじっくり時間をかけることもできます。
周りに合わせないでいいという意味では最大のメリットだと思います。
時間に縛られない
通信教育では、おおまかな取り組みスケジュールが提案されるところもあるとは思いますが、自分自身でいつ取り組むかは決めることができます。
習い事などで忙しいお子さんも増えてきています。お友達と遊ぶ約束もあると思います。そういった時間の隙間に取り組むことができます。
通学がないことで時間の節約にもなります。
塾よりも受講料が安い
通信教育のいいところは、受講料が安く抑えることができる点です。通信教育によって様々ではありますが、受講料重視で選ぶとかなりリーズナブルに抑えることも可能です。
受講の目的と受講料のバランスを考えながら選ぶことができるところもメリットだと思います。
通信教育のデメリット
通信教育のデメリットについて3つ解説していきます。
勉強習慣がない子には難しい
通信教育は、自宅で自分自身で取り組まないといけません。机に向かうという勉強習慣がないお子さんにとっては、なかなか難しい面もあります。
今では、お子さん一人でも学習に興味が向く工夫がされているものもたくさんありますが、決まった時間に決まった場所に行くというようにちょっとした強制力がある方がいいという場合は、通信教育は難しいのかもしれません。
周りの友達からの刺激がない
通信教育は自宅で一人で取り組むものになります。これはこういうものだ!と思えれば問題ことだと思います。
しかし、周りに同じような仲間がいることで頑張れるというお子さんにとっては、一人で取り組むことが逆効果になるかもしれません。
わからない時に止まってしまう
通信教育は基本的に自宅で一人で取り組むものです。わからない時に困ってしまいます。
親ができるのであればフォローすればいいですが、そうでない場合は、止まってしまうと思います。
通信教育に向いている子と向いていない子
通信教育に向いているお子さんと向いていないお子さんについて解説していきます。息子が5年以上継続して感じた個人的な感想です。参考程度に見て頂ければと思います。
向いている子
- 1人で机に向かう習慣がある程度あるお子さん
- 自分のペースで勉強する方が好きというお子さん
- 塾までではないが、学校の学習のプラスα的な勉強をしたいお子さん
上記で書いたようなお子さんは比較的、通信教育に向いているのではないかと思います。
塾に頼る程ではないけど、何か自宅で学習をしたいというお子さんなどには本当におすすめです。
向いていない子
- 自宅での勉強習慣があまりないお子さん
- 1人で取り組むのが苦手なお子さん
- 仲間と刺激し合う方がいいというお子さん
上記で書いたようなお子さんは比較的、通信教育に向いていないのではないかと思います。
通信教育はやらなかったらどんどん教材がたまったり、やらないというストレスが親側にも湧いてしまうので、それならば通学スタイルの塾などをおすすめします。
この記事のまとめ
この記事では、通信教育に向いていること向いていない子について書いてきました。
息子が通信教育を5年間続けている中で、積極的に自分で取り組める時期とそうでない時期とがあることで感じたことをまとめたような内容になります。
大人がテレワークをするのと同じで自宅で一人で取り組む通信教育は、向き不向きがあると思います。
お子さんにあった学びの機会を見つけてあげることがベストだと思います。