Z会小学生コースのみらい思考力ワークって何?
Z会小学生コースのみらい思考力ワークを追加すべきかどうか?
Z会歴4年、小学2年生の息子がみらい思考力ワークを一年間取り組んでみて感じた必要性やおすすめしたいポイントなどを解説したいと思います。
Z会みらい思考力ワークの目的
Z会みらい思考力ワークと言われても、何なのかわからないと思います。このみらい思考力ワークの目的はそもそも何なんでしょうか。
2020年度から、小学校の新学習指導要領が施行されます。従来の知識の積み重ねを重視した教育から、その蓄えた知識を使いこなす力、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力をよりきたえていく教育への転換が見込まれています。 そこで、低学年においてとくに重視されるのは将来的な課題発見・解決能力につながる「思考力」の養成です。
出典:Z会みらい思考力プロジェクト
2020年度からはじまるプログラミング学習を見据えたものであり、これまでの受け身の授業だけではなく、自ら考える力「思考力」に重きをおいた内容です。
Z会みらい思考力ワークを受講すべき?
2019年度より始まったこのみらい思考力ワーク。息子が2年生に進級する際から始まりまり、2年生の1年間を受講しました。
受講すべきか迷っていらっしゃる方は、ぜひ受講をおすすめしたいです!
息子がこのみらい思考力ワークを受講すべきかどうか考えた際に、このワークのサンプルなどを見た時に以下の3点を考えました。
- 思考する習慣が身につくのではないか
- 思考を整理する力が身につくのではないか
- 思考した結果をアウトプットする力が身につくのではないか
これからの子供たちには、テキストで勉強するだけの学習スタイルを超えた学習が必要ではないかと考えています。それに対応したものが、みらい思考力ワークだと考えました。
Z会みらい思考力ワークの内容
実際にZ会みらい思考力ワークの内容を見ていきたいと思います。
みらい思考力ワークでは6つの力を重視しています。「連想力」「試行錯誤力」「論理的判断力」「情報整理力」「注意力」「推理力」です。
この6つの力が具体的にワークに反映されているか、実際にテキストを見ながら解説していきます。
連想力

この問題は、「空をとぶもの」というキーワードをもとにそこから連想されるものをあげていく問題です。一見簡単そうですが、キーワードを色々変えていったときに、語彙力の重要性も感じられます。

別の問題では、出てきた言葉から連想する言葉をあげていきます。
こういった問題に取り組むことで、文章を書く力の元になっていくように思います。
試行錯誤力

試行錯誤力は、言葉通りこの場合はどうだろう?ここを変えてみたらどうだろう?と試行錯誤しながら感が抜いていく力です。

算数の論理パズルのような問題なので、粘り強さもつくと思います。お子さんによっては、難しいと感じる場合は、親子で一緒に取り組んだりしてもいいと思います。
論理的判断力

今ある情報から論理だてて考える論理的判断力。頭の中の情報を整理します。
情報整理力

情報整理力は言葉通り情報を整理する力です。少ない情報であれば、容易に処理できますが、情報量が多かったり複雑だったりするとなかなか処理するのは難しいです。

それを順序だてて整理する力を育みます。この情報整理力は、特に大人になって社会に出て仕事をするようになってくるととても必要な力だと思います。
目の前の事象に対して、冷静に情報を整理して処理することがまさに仕事だと思います。
注意力

示された情報が本当に正しいかどうか注意深く見る力を育みます。示された情報が正しいという前提が崩される経験をすることも必要ですし、そこに誤りがあるかもしれないと考えながら注意深く見ることも必要です。
推理力

子供の好きそうな推理パズルのような問題に取り組みながら推理力を育みます。
Z会みらい思考力ワークはおすすめ
Z会みらい思考力ワークに1年間取り組んでみて、やはりおすすめしたい教材です。
学校で学ぶ教科書の学習では得られない、じっくり考えぬいたり、推理したり、整理したり、それらをアウトプットする力が養われます。
これをやったから必ずそうだ!とも言い切れませんが、こういった類の問題に触れることは必要ではないかと思います。
市販のワークとしてZ会より思考力ひろがるワークも販売されています。
Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク 入門編 [ Z会編集部 ]