そもそもプログラミングってなに?
2020年度に小学校でプログラミング教育が必修化されます。来年度に迫ってきていますが、一体何をどんな風に行われるのでしょう?
プログラミングとは、人間の一連の動作をコンピューターに対し順番に指示を与えること。一連の繰り返し動作を自動化して、効率的にすること。
例えば、自動販売機を想像してください。元々は自動販売機というものが存在していない時は、対面で欲しいジュースをレジに持っていき、店員がお金を計算し、客がお金を払い、お釣りを計算し、お釣りを客に渡し、商品であるジュースを渡す。この一連の作業を、自動販売機というものが、人を介さずに勝手に素早くやってくれているのです。人を介さないことで、より正確に早く動作することができています。
プログラミングは将来何の役に立つの?
プログラミング自体がどういうものかは理解できたとしても、実際のところ子供達にとって将来役に立つのでしょうか??
全く関係ないとは言い切れません。関係がないと言える仕事もあるかもしれませんが、プログラミングそのものというよりも、プログラミング的な思考というものが大事なのです。
では、プログラミング的思考とは何なのか?先ほどの自動販売機で行われている動作を一つ一つ順序立てて列挙していきました。どんな動作も、一つ一つの細かい動作に分解でき、それが順番に行われています。時には、繰り返す動作があったり、条件によってこの動作をしたりしなかったり。
日常の中の動作にも言えることなのです。それを、都度都度思いつきでしてしまい毎回違う順序で行ってしまうのか、予めこの動作の時はこうすると決めておくのかで、作業効率が大きく変わってくるので。
段取りの悪い人を見て、『これを先にすればいいのに、、、、』と思うことありませんか??プログラミング的思考は段取りに関わってくるものなのです。そういう意味では、仕事ができるできないに影響するもので、どんな仕事にも言えることだと思います。
日常で取り組めるプログラミング
最近では、プログラミング教室であったり通信教育などでも取り組めるようになってきていますが、それよりもまず日常でプログラミング的思考を組み込んでみてください。
学校から帰宅してから21時に寝るまでのスケジュールを子供自身で予定を立てます。ただし、15時におやつ、18時に夕食、19時にお風呂。
毎日してることですが、予め予定を立てるのです。その日の宿題の分量によって、どの時間帯に取り組むのが最適なのか、今日は時間に余裕があるから漫画を読むことができるなど、スケジュールを組み立てます。これをするだけでも、プログラミング思考を養う第一歩だと思います。
これくらいならできそうですし、これくらいでプログラミング思考?とも思いますが、こういう癖をつけることが大切です。小学校の低学年くらいなら1日にすべきことも知れてる量えすが、高学年になったり中学生、高校生となり定期試験勉強や受験勉強をするようになってくると、こういった段取りが大切になります。