子供が中学生になるとそろそろ塾通いのことを考えたりする方が増えてくると思います。私もその一人でした。
小学生まではのびのびと学校の勉強をしていたらいいのでは?と考えていました。しかし、中学生になると定期テストが実施され順位も出されるので、小学生と違って勉強への意識が高まるように感じます。
周りもじわじわと塾に入る子が増えてきたりすると、そろそろうちも、、と考えたりする方も多いと思います。
実際に塾に入るかどうかは置いておいても、近隣にある塾について予め調べておくことは大切だと思います。この記事では、中学生の塾選びにおける失敗しないポイントや塾選びをする時に大切にすることなどを実体験を交えて解説していきます。
どこの塾にすればいいのか全くわからない方!まずは塾選でお近くの塾を検索してみてください。口コミや塾の情報などが掲載されています!
目 次
失敗しがちな塾の選び方
- とりあえず入っておいた方がいいからという理由でなんとなく入った
- 友達が行ってるからという理由で流れで決めてしまう
- 安いから
- 合格実績で決めた
塾を選ぶ決め手は人それぞれではあります。上記のような理由で塾を決めてしまうと、後々後悔してしまう可能性があります。
周りの友達が塾に通い始めたので、焦ってどこかに入塾しなければ!という理由だけでなんとなく入れてしまう。
同様の流れで、友達が入っているからそこに決めてしまうパターン。
あとは、安さに惹かれて選んでしまうパターン。安いのには理由がある場合がほとんどです。
塾の入口に貼り付けてある合格実績に目が留まり、決めてしまうパターンです。
塾を決める理由になりがちですが、高い受講料金を払うのですから、できる限り主体的に決めることをおすすめします。
塾選びをする前に、なぜ塾に行く目的を明確にする!
塾選びで失敗しないためには、お子さんの現在の状況を把握して、塾に行く目的を明確にする必要があります。
我が子の成績がどれくらいなのか?
まずは、塾選びをする前に我が子の成績がどれくらいなのかを把握する必要があります。
息子は通塾は夏以降と決めていました。というのも、学校の定期テストを自力で頑張ってどれくらい点数が取れるものなのかを図りたかったからです。
定期テストの点数もそうですし、学校によっては順位が出される学校もあると思います。
点数や順位によって、お子さんの成績を把握しましょう。
現状からどこを目指そうとしているのか?
次に大切なことは、お子さんの現在の成績からどの程度の高校を目指して頑張っていくのかを決めることです。中学1年生の段階であれば、その先で変わることもあると思いますが、現状どういう方向性かを決めなければ塾選びを間違えてしまいます。
例えば、「学校の成績が芳しくないので、学習習慣をつけたい。」とか「定期テストの順位を上位半分くらいにあげたい」とか「定期テストは大丈夫だから、もっとハイレベルな内容に取り組んで上位校を目指したい」などがあると思います。
どのようなレベルを求めるのかによって、選ぶ塾も変わってきます。
高校受験をする中学生の塾選びのポイント
塾と言っても様々なタイプの塾があります。まずは塾のタイプを把握し、目的にあった塾選びをすることが大切です。
個別指導塾か集団指導塾か
大きく塾を分けると、「個別指導塾」か「集団指導塾」の2つがあります。
「個別指導塾」はその子に合わせたペースでその子の苦手を中心に進めていきます。
一方で、「集団指導塾」は一斉授業になるので、塾のペースで授業が進められていきます。学校よりも先取りした内容を勉強していくことになります。
個別指導塾 | 集団指導塾 |
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実際に息子の経験談になります。個別と集団のどちらもある塾なのですが、入塾のためのテストを受けました。その結果を見て、集団でついていけるのか個別の方がいいのかを見ると言われました。
集団に入るためには、学校の授業での理解ができているレベルでないと厳しいということのようです。そのレベルでない場合は、個別でその子のペースに合わせた指導を行うようです。
つまり、基礎からしっかり見てもらいたい場合は「個別指導塾」、応用力や学校プラスαの内容に取り組んでいきたい場合は「集団指導塾」になるかと思います。
定期テスト対策がメインなのかトップレベルを目指す内容なのか
「集団指導塾」の中でも、塾によってどのようなレベルの内容を進めていくか異なります。
「集団指導塾」だからと言っても全てが全てがハイレベルというわけではありません。どちらかというと学校の成績を上げることをメインに定期テスト対策を大切にしている塾もあります。
一方で、定期テスト対策は各自で行い、難関高を目指した内容に取り組む塾もあります。
この2種類では大きく異なります。現時点での成績の把握はもちろん、そこからどういった高校を目指していくのかを決めておくことが大切です。
但し、最初は定期テスト対策で塾に通いだしたものの、途中から難関校を目指せるくらいのレベルになることもあります。そういう可能性がある場合は、同じ塾の中でコースを分けている塾があります。そういったところを選ぶのもおすすめだと思います。
自宅からの距離
塾にしても習い事にしても選ぶ上で外せない条件の1位と言っても過言ではないのが、「自宅からの距離」です。
どんなに良い塾と思っても通うのに電車じゃないといけない場所であったり、子供一人で行かせることができないほど遠い場所にある塾は避けた方がいいと思います。
最初は塾自体の魅力を重視しがちですが、通い始めた時に距離が遠いとそれだけ嫌になってしまう場合もあります。
さらに、中学生が通う塾となると、定期テスト対策の際に対応できる学校が限られてきます。自宅から離れた塾になると、お子さんが通う学校に合わせたテスト対策を実施してもらえない場合もあります。
講師の先生が社員なのかアルバイトの大学生なのか
講師の先生が社員なのかアルバイトの大学生なのかの違いです。アルバイトの大学生がダメというわけではないですが、やはり社員の先生であるに越したことはありません。アルバイトであれば、コロコロ変わる可能性があるからです。
個別指導塾であれば、アルバイトの大学生の先生であることは仕方ないかもしれません。しかし、集団指導塾であれば社員の先生であることが望ましいです。
塾選びをする際に選ぶポイントから敢えて外したこと
実際に塾選びをする際に、「受講料金」と「合格実績」は選ぶ指標から外していました。
受講料金
塾選びをする際に気になるのは「受講料金」という方も少なくないかもしれません。
しかし、同じ「集団指導塾」であれば、だいたい似たような受講料金です。飛びぬけて安いということはなかなかないと思います。逆にそういうことがあれば、逆に警戒したくなるくらいです。
一つだけあるのは、基本の受講料金に加えてオプションなどを次から次に進めてくるような場合があるかもしれません。そういった塾は結果的に受講料金が他よりも高くつく可能性があります。
資料請求した際に塾から電話がかかってくることがほとんどだと思いますが、その時のごり押し感などで判断するしかないかもしれません。
合格実績
塾の入り口などに貼り付けてある合格実績。春先はその年の合格実績、その後は、その塾に通っている生徒の定期テストの実績などが貼りだされていたりします。
それだけの実績が宣伝材料になるから貼りだされているのだと思います。
しかし、私が塾選びをする際には、あまり合格実績は意識しませんでした。むしろ、合格実績などを華々しく書き上げている塾よりも控えめな塾の方が良いと感じました。
塾としては、レベルの高いと言われる高校への合格実績が欲しいはずです。それが商売ですから。しかし、実際に子供が行きたいと思う高校がただただレベルだけを指標に選択していくかは別です。その子に合う合わないなどもあります。そういったことを無視して、レベルの高いと言われる高校を勧めてきかねないかもしれません。
この記事のまとめ
中学生になると塾に通うお子さんも増えてくると思います。塾の選択肢が比較的豊富な場合は、慎重に選びたくなると思います。
とは言え、どう慎重になればいいの?と感じていた方も少なくないと思います。まずは、塾と言っても様々な形態のものがあることと、どういったことを目的に通塾するのかは明確にすることをおすすめします。
とは言え、失敗してしまったかな、、、、と思った時は、転塾すればいい!というくらいの気持ちでもいいと思います。